今医療の現場では患者さんやその家族は、その治療に関して全面的に医療従事者にお任せしているというのが現状ではないでしょうか。自分で自分の生命に関して決定をする、言い換えれば自分らしく生き死んでゆく、これが本来のあるべき姿ではないでしょうか。
レット・ミー・ディサイドはカナダのマックマスター大学老人病研究所所長であるウィリアム・モーロイ博士が提唱している運動です。認知症になったり、事故のために自ら意思表示ができなくなった時、事前に自分の希望する治療方法や・栄養補給方法を指定しておく(事前指定書に記入する)方法で万一のために備えておきます。この他にもかかりつけ医や家族などとの連携も必要です。