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「回復期リハビリテーション病棟」では、命の危険を脱するための急性期の治療を終え、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元に近い状態に近づけるためのリハビリテーションを専門に行っています。
入院期間は最大180日(疾患・状態により異なる)、リハビリテーションは1日最大3時間を行い、社会・在宅復帰をめざします。
理学療法
生活の中での基本動作やトイレや入浴動作、立位・歩行動作に対するリハビリテーションを行います。
作業療法
食事や入浴などの「日常生活動作」、字を書く、物を運ぶなどの「応用動作」、自動車運転や趣味の活動などの「社会活動」の獲得に向けたリハビリテーションを行います。
言語聴覚療法
言語や聴覚に関する障害を持つ人々に対して、発話や聞き取り能力の向上・言語理解やコミュニケーション能力の改善などを目的にリハビリテーションを行います。
園芸活動
季節の野菜や花を育てるなどの園芸活動を行います。
家庭訪問
ご自宅に訪問させていただき、患者の日常生活や環境を把握することで、より適切なリハビリ計画を立てることができます。
※下記傷病発症および手術後、下記に該当し、ADL(日常生活動作能力)の向上と在宅復帰を目標にされる方
医師や看護師をはじめリハビリテーションに関わる全てのスタッフが立ち会い、お体の状態と患者さまのご希望を確認します。その上でリハビリテーションの方針と、おおよその入院期間を決定します。
理学療法士と作業療法士と共にリハビリテーションを開始。病室のベッドでは、寝返り、起き上がり、寝る姿勢などの訓練を行います。訓練室では平行棒で立つ訓練を行います。また言語聴覚士による会話の訓練、食べ物を飲み込む訓練も始まります。早朝回復のために、早い段階で様々なリハビリをスタートさせます。
合同初期評価をもとにまとめた「リハビリテーション総合計画書」の内容を、患者さまとご家族にご説明します。訓練の内容と目標を明確にすることで、「1日も早く自宅で生活できるようになりたい」という、患者さまの意欲を後押しします。
麻痺のある左足をささえる装具が完成。理学療法士の見守りのもとで、四点杖を使った歩行訓練を開始します、まずは5−6mの歩行から徐々に距離を伸ばし、いずれ介助なしで歩けるように訓練を重ねます。
担当の理学療法士もしくは作業療法士と、医療ソーシャルワーカーがご自宅を訪問。実際に患者さまに自宅内を移動していただきながら、退院後の生活を想定した住宅改善のご提案をします。
病棟にある浴室で、家屋評価をもとにした入浴評価を行います。
「自宅の浴室で入浴できるか」「どういった方法で、どの福祉用具を使えば入浴できるか」などを、理学療法士と作業療法士が具体的に検討します。
症状が軽快し、理学療法士や作業療法士ケアワーカーからご家族に介助の仕方を説明し練習していただきます。
自宅の改修や福祉用具が揃った段階で、試験的にご自宅への外泊を行います。
この時点で不具合があれば、退院までに改善します。
ご自宅での生活がスタート。
退院後も訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、訪問看護・介護などで引き続きサポートを行います。
2022年度実績